- 絵の構成
- 絵は、構図が60%、色彩が30%、その他が10%と考えています。
- 構図は、三角構図を基本としますが、飽きないと言われている不等辺三角形が、絵の広がりや、動きを出すとして、多く用いられています。
- そして、構図は、遠近法(一点、または二点透視遠近法:線で描く、と、空気遠近法:寒色、暖色、中間色の色によって遠近感を出す)で描く。
- 遠くに見えるものは、小さく、色調は薄暗く、細かく描かず、真ん中に主役となる見せ場(ご馳走:その絵を観たときに最初に目がゆく場所)にし、近くのものは明るく、大雑把に描く。
- 透明水彩は、一番明るいところを白にしますが、完全の白色なら、一番白く見える紙の色(塗らないまま)を残します。
- 絵は、原則として画用紙全部を使って描きますが、淡彩画は、色よりも線が強く描かれていますので、全体が白っぽくなり、観る人の想像を掻き立てるため四隅を白い紙のままにしておくこともあります。
- バックの色が難しい時は、「無限の空間」として、主役の主な色の反対色(補色)に、その作品のどこかに使われている色を少し混ぜ合わせた色でぼかして主役が引き立つようにします。
- 主役をはっきり引き立つようにするには、主役の使われている主な色の反対色(補色)にします。
- 高さのあるものを描くときは、紙を縦に使い、低いものを描くときは、紙を横に使います。絵の描き方が分かってきて、主役をデフォルメするような場合は、縦横を反対にしても差し支えありません。
- モチーフ(描く対象)は、物語性のあるものにすると面白い。
- 果物は、果物だけにし、「秋の果物」などとします。しかし、その絵の中に野菜を置いたり、おもちゃなど関連性のないものを置きますと、絵の意図するところがぼけたり、なくなり、単に物を描いたとしか見えませんので、面白さや観る人の想像を掻き立てないこととなり、感動を呼ぶ絵になりにくいと思います。
6.知っていた方が良い絵画用語